園芸療法って何?

「植物を育てることを中心に、植物や植物の育つ環境、植物に関連する諸活動を通して、身体や精神機能の維持・回復、生活の質の向上をはかる」(京都大学医療技術短期大学作業療法学科教授山根寛氏)

 このような園芸療法の実践に学んで、現場での実践や試行錯誤を繰り返しながら、10数年かけて「私サイズの園芸療法」を創りあげてきました。まだまだ。その途上にありますが。

「私サイズの園芸療法」って何?

私サイズの園芸療法では、 療法というサービスを受ける人のことを、こんな風に考えています:
「その人なりの花を咲かせる情報をすでに持って生まれてきた『ひとつぶの種』という存在」

園芸については、こう考えています:
「植物を育てる、収穫する、利用するという一連の行為および植物のある環境」

療法については、こう考えています:
「種に秘められた情報の開花を促すような環境・場作り」

セラピストについては、こう考えています: 「環境=場のファシリテーター」

そこで「私サイズの園芸療法」とは

「植物のある環境で、生活園芸を触媒として、サービス利用者という『ひとつぶの種』に秘められた情報の開花を促すような環境=場作り」ということになります。

こうした場作りをデザイン・提案することを、私の仕事としています。